VIBLEX 脱泡のメカニズム(1)



プリント基板に対する加振方向は上下ですが、 実際には自由振動の横揺れ成分(板に対し法線方向の成分)も負荷され、 基板の表裏からアトランダムに液が入り、また押し戻される事が考えられます。 しかしここでは、わかりやすく上下振動のみの場合を考えてみます。




図1


図1のようにstep1〜4を繰り返すポンピング効果により新液が中に入り、 イオン消費された液と入れ替わると考えられ、実際には法線方向も加わり、 より効果的な液の拡散と脱泡が行われます。 基板自体は夫々ランダムにあらゆる方向に踊り振動しており、基板間の液は圧縮されたり、 減圧されたりしているものと予想されます。 また基板が上下左右に動く時はイジェクター効果で ブラインドホール内の液が吸い出される効果も考えられます。
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